クレジットカードと明細票

クレジットカード現金化では、業者選びや取引条件に注目が集まりがちですが、もう一つ忘れてはいけない大切なことがあります。
それは取引を終えたあとのカード利用代金の支払いです。

急な入用を無事に済ませられたとしても、翌月に一括で支払う場合、1ヶ月以内にどうやってお金を工面すればいいかで再度頭を悩ませることとなってしまいます。
倹約して生活することで賄えるくらいならいいのですが……それくらいでは間に合わない金額の場合、困り果ててしまいますね。

ご安心ください。現金化で利用したクレジットカードの代金支払いは、分割払いが利用可能です。一部のエステ施術料金や通信講座のように、一括でしか支払いができないと思っている方が多数いますが、それは全くの誤解です。
大抵のカードでは、2〜36回の中で都合に合わせて支払い回数を選べ、毎月の支払い負担を小さく抑えることができるようになっています。

しかし、いいことばかりではありません。分割払いを利用したら、カード会社が定める手数料を利息の代わりとして別途支払う必要があります。
すでに現金化の取引業者へ高額な手数料を払っていることに加え、カード会社へも手数料を支払うことになると、トータルの支出額は非常に大きなものとなってしまいます。
そのため、支払い回数を選べるとしても計画的な利用を心がけることが必須であるといえるでしょう。

今回は、現金化で利用したカード代金の支払いを分割した場合、どんなメリットとデメリットがあるのかについて解説いたします。

クレジットカード現金化で利用したショッピング枠の支払いは分割が可能

電卓とクレジットカード

一括払いでしか支払えないものはあるけれど 現金化は例外

クレジットカードの現金化を行ったあと、頭を悩ませるのが翌月のカード代金引き落としです。
必要な現金は工面できたものの、その分カード利用代金の引き落とし額は大きくなり、普段のカード利用と合わせて一括で支払うのはなかなか難しい場合が多いでしょう。

けれど頭を抱えることはありません。なぜなら現金化で利用したカードの支払いは分割払いが利用できるからです。
確かにクレジットカードの支払いでは、分割払いが選択できないものも一部あります。
例えば加盟店が一括払いの契約しかしていなかったり、エステの代金のように一括払いしかできない場合など、店舗・商品によって支払い方法の選択肢には一定の制限がかかっていることもあります。

ところが現金化の場合、一括払いしか選択できないことはほとんどありません。
なぜなら、利用者が翌月に一括で支払うのが難しいことは、取引業者側も十分承知している場合が大半だからです。
このため支払い方法として様々な回数が用意されており、懐具合と相談しながら選ぶことができます。

一括払いしかできないカードは例外なので要注意

しかしながら、一部の例外があることには注意が必要です。
加盟店側では分割を取り扱っていても、お使いのカードがもともと一括払いしか対応していないといったことがあります。
例えばアメックスやダイナースでは分割払いを扱っておらず、またセゾンカードは分割回数が2回までと制限されています。

この場合は残念ながら、支払いを分割することはできません。
一括あるいは2分割で利用するか、2回以上の支払いが可能なサブカードを用いることが必要となります。

大抵のカードでは 現金化を行ったあとでも分割払いの設定が可能

クレジットカードとペン

うっかり一括でカードを使っても大丈夫

「せっかく支払い回数を選べるのに、ついいつものクセで『一括で』と言っちゃった!!」
こうした失敗談は、決して珍しいことではありません。
スーパーの食料品を始めとした普段の買い物ではほとんど一括で支払うので、分割を利用しなければならない場面でも、いつもの調子で「一括払いにします」と言ってしまうことはよくあります。

とはいえ、残念に思う必要もありません。
なぜなら、取引を終えたあとでも現金化でのカード利用分を分割払いにすることは十分に可能だからです。

具体的な名称はカード会社によって異なりますが、大抵のクレジットカードでは一度一括払いで購入したものの支払いを、あとから複数回に分けて支払うよう設定を変更できる機能が用意されています。
もともとは店頭で伝えにくい支払い回数の指定を、あとから行えるようにするのが目的で付けられた機能です。
けれども本来の目的だけでなく、うっかり支払い回数の指定を忘れてしまった時にも、こうして役立てることができるのです。

あとから設定する場合 変更期限には要注意

あとから支払い回数を変更できるのはユーザーにとって助かる機能ですが、変更できる期間には制限があるので要注意です。
例えば三井住友カードの場合、引き落とし口座のある銀行によって日数は異なりますが、だいたい2〜6営業日前までに支払い回数の変更手続きを完了させておくことが必要となります。

変更手続き自体は3分もあれば完了する簡単なもののため、分割での支払いを決めたらなるべく早いうちに手続きを済ませることをおすすめいたします。

分割払いを利用した場合 利息は二重に発生するので要注意

業者へ支払う手数料とカード会社への手数料 どちらも金利とほぼ同じ

さて、無事に支払いを分けられて一件落着といきたいところですが、一つ忘れてはいけないことがあります。
支払い回数を分けることにより、毎月の負担は確かに小さなものになります。
けれどその代わり、カード会社へ払う手数料が発生し、総支出額が大きくなることを忘れてはいけません。

現金化取引を行った際、取引業者へ決済金額の10〜20%ほどの手数料をすでに支払っています。
それに加えてカード会社へも手数料を支払うことになるため、これから支払いが完了するまでの間、二重に手数料を支払うことになってしまいます。

「手数料」と名付けられていますが、これはれっきとした「利息」にほかなりません。
すべて払い終えた頃にこれまでの合計支払い額をチェックしてみると、思った以上に多くの金額を手数料として支払っていたことが分かり、きっと驚くことでしょう。

確かに支払い期間を伸ばせると、負担を小さくできるのでその時はありがたく感じますが、回数を選択する時には「毎月の負担」と「総支払い額」をそれぞれ天秤にかけて、どちらを選ぶのがいいかをじっくりと検討することが必要です。

分割払いの活用は便利な反面 計画的な利用がより重要になる

クレジットカードを持つ男性

クレジットカード現金化を利用した際の支払いについて、分割払いを用いた際のメリットとデメリットをそれぞれ解説いたしました。

現金化で使用したクレジットカードの支払い分割できるのは、大変便利です。
必要な現金を工面できる一方でその後の支払い負担を減らすこともでき、カードローンやキャッシングを始めとした他の資金調達手段と同じくらいに融通が利く優れたメリットであるといっても過言ではありません。

しかし融通が利く一方、支払い回数を増やせば増やすほど支払う手数料の額が大きくなってしまいます。
従って、支払いを先々へ延ばせるからといってやみくもに延ばしていいものではありません。

支払い回数の変更を検討するにあたっては、毎月の負担をどのくらい減らしたいかを考え、最大限延ばせる回数ではなく、ギリギリ支払える回数を選択するようおすすめします。
仮に負担が大きすぎて支払えなくなった場合でも、その際は支払い方法をリボ払いへ変更することで月々の負担額を再度減らすことができます。

支払い回数を増やすことで、どのくらい手数料が増えるのか?それを試算して把握した上で、何回払いが最適なのかを考えるようにしましょう。