世界的にキャッシュレス化が進みつつある中、日本では2018年に電子決済サービス「PayPay(ペイペイ)」が一躍話題になりました。
PayPay(ペイペイ)は、スマホひとつで簡単に買い物の支払いができる、便利な決済アプリです。
PayPayユーザーが急増するにつれ、「PayPay(ペイペイ)の余った残高を現金化したい」というニーズも増えています。
ここでは、PayPayを現金化する最新の裏ワザをご紹介します。
目次
PayPay(ペイペイ)の残高を現金化する方法とは?
PayPayを現金化するには、PayPay加盟店で換金性の高い商品を購入し、その商品を買取り専門店に売却して、売却代金を現金で受け取るという方法があります。
換金性が高い商品といえば、Amazonギフト券やGooglePlayカードといった金券類が人気ですが、残念ながらPayPayの規約では金券類の購入が禁止されています。
金券類以外でおすすめなのは、Apple製品(MacbookやiPad)やゲーム機など、売れ筋の家電製品です。
これらの家電製品を新品で購入して、すぐに買取り専門店に売却すれば、安定した高値で買い取ってもらえます。
さらに、この方法でPayPayの現金化を行うと、ポイントが沢山貯まるというメリットもあります。
例えばゲーム機を3万円で購入すると、PayPayなら常時3%のポイントが付与されるので、300円相当のポイントが貯まります。
それ以外には、自分が宴会や飲み会の幹事になって、メンバーの代わりにPayPayでまとめて支払いをするという方法もあります。
会計の後、メンバー各自から支払い金額を現金で回収すれば、その場で手軽に現金化することができます。
実行できる機会は限られますが、知っておくと便利な方法です。
PayPayでおトクにクレジットカード現金化
最近ではクレジットカードを使えるお店が増えているので、クレジットカードで直接商品を購入して現金化すれば、わざわざPayPayにチャージする必要はないでしょう。
ですが、PayPayを決済に利用すると、いつでもポイントが3%貯まるというメリットは見逃せません。
PayPayを介してクレジットカード現金化を行うと、ポイントの2重取りができるので、クレジットカードをそのまま使うよりはるかにお得です。
ただし、必要以上の金額をチャージすると、先述したとおりPayPay残高を銀行へ出金することはできないので、余った残高が無駄になってしまいます。
クレジットカードからPayPayにチャージを行う前に、本当に使いきれる金額かどうか、慎重に見直しましょう。
自分で現金化すると手間がかかるので、対応スピードが早いクレジットカード現金化業者に依頼したいという人もいるでしょう。
しかし、PayPay決済に対応しているクレジットカード業者はまだ存在しないので、クレジットカードを直接現金化してもらうしかありません。
PayPayのキャンペーンでおトクに現金化
2019年6月から、毎月異なる地域・店舗・ジャンルを対象に、最大20%のポイント還元を実施する「ワクワクペイペイ」キャンペーンがスタートしました。
このキャンペーンでは、対象店舗でPayPay決済を利用すると、PayPayユーザーは最大10%、Yahoo!プレミアム会員なら最大20%のポイントがキャッシュバックされます。
つまり、実質的には10~20%もお得にPayPay現金化ができるということです。
ただし、Yahoo!JAPANカード以外のクレジットカードでPayPayにチャージすると、キャッシュバック率が0.5%に下がってしまうので注意してください。
PayPayアプリで自分の近くのお店を検索すると、マップに表示される店舗の中から、キャンペーン対象店舗を簡単に見つけられます。
商品を購入するお店を選ぶときには、このマップ検索機能をぜひ活用しましょう。
paypay以外の即日現金化出来る業者
現金化の注意点
商品の売却先として、メルカリやヤフオクといった個人売買サイトは、あまりおすすめできません。
なぜなら、出品や商品発送といった手間がかかる上に、取引相手からの落札・入金を待たなければならないので、現金化に時間がかかるからです。
また、ヤフオクはPayPayと同じYahoo!が出資元なので、PayPayで購入した商品をすぐヤフオクに出品すると、転売行為の疑いを持たれる危険性があります。
ライブのチケットや偽物のブランド品など、転売すると違法になってしまう商品もあるので注意しましょう。
以上、PayPayを自分で現金化する最新の裏技について紹介してきました。
PayPayは現金に代わる決済手段として、これからもますます利用者が増えていくと予想できます。
PayPay決済が利用できる店舗が増えれば、「余った残高の使いみちがない」というデメリットも解消されていくでしょう。
関連ページ:クレジットカード現金化をしなくても少額なら新幹線回数券切符で現金化出来る裏ワザ
PayPayの使い方
PayPayの新規登録は1分程度で完了するので、すぐに利用を開始できます。
登録費用や年会費などの維持費は一切かからないので、気軽に使ってみましょう。
PayPay新規登録の手順
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①スマホにPayPay公式アプリをダウンロードします。
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②電話番号とパスワードを登録して、アプリにログインします。
※Yahoo!JAPANIDを使ってログインすることもできます。 -
③支払い方法(クレジットカードや銀行口座の情報)を登録すると、利用開始できます。
支払い方法
店頭でPayPay決済を利用する際は、QRコードまたはバーコードで支払いを行います。
QRコードで支払う方法
お店のレジに提示されているPayPay専用QRコードを読み込んでから、自分でアプリに会計金額を入力して支払う方法です。
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①会計が終わったら、店員に「PayPay払いで」と伝えます。
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②PayPayアプリを開き、「支払う」をタップします。
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③スキャン画面が表示されるので、レジのQRコードを読み取ります。
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④PayPayアプリに会計金額を入力します。
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⑤レジでアプリの画面を確認してもらうと、支払いが完了します。
バーコードで支払う方法
お店のレジでアプリのバーコードを読み込んでもらうだけで、PayPay決済ができる方法です。
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①会計が終わったら、店員に「PayPay払いで」と伝えます。
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②PayPayアプリを開いて、「支払う」をタップします。
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③アプリに表示されたバーコードをレジで読み取ってもらうと、支払いが完了します。
チャージの方法
PayPayにチャージを行う方法は、3種類あります。
- 銀行口座からの入金
- クレジットカードから入金
- ヤフーマネーとの連携
PayPayは、コンビニなどの店舗では現金でのチャージができません。
ですが、現金をコンビニで一旦ヤフーマネーにチャージして、ヤフーマネーとPayPayを連携させれば、間接的に現金をPayPayにチャージできます。
PayPayの注意点
PayPayの残高には、最後に残高が変動した日から5年間という有効期限が設定されています。
余った残高を放置して有効期限を過ぎてしまうと、支払いに使えなくなる上に、現時点では現金への払い出しもできないので注意しましょう。
もし必要以上にPayPayをチャージして、残高を大量に余らせてしまったら、ここで紹介する方法で現金化するのがおすすめです。
また、個人間送金による残高変動でも有効期限が延長されるので、家族や友人に送金してプレゼントするのも有効期限を延長する方法のひとつです。
貯まったPayPayボーナスで投資ができるPayPayボーナス運用とは
貯まったPayPayボーナスを使って投資運用できるサービスが、PayPay証券株式会社が提供するPayPayボーナス運用です。
放っておいても勝手に運用してくれるこのサービスについて紹介します。
PayPayボーナスとは
PayPayボーナスは、買い物の支払いなどでPayPay払いを利用した際の特典やキャンペーンでもらえるボーナスです。
PayPay残高の下部にPayPayボーナス〇〇円と表示されているので確認してみましょう。
このPayPayボーナスはPayPay残高と同じく支払いに使うことができますが、送金やわりかん機能には利用できません。
PayPayボーナス残高表示の下に利用設定とありますので、タップしてみましょう。3つの使い方から自分で選ぶことができます。
- 支払いに使う
- ボーナス運用に自動追加
- 貯める
「支払いに使う」を選べば、支払いの際、優先的にPayPayボーナスの方から金額が引かれていきます。「貯める」を選べば、ポイントはそのまま貯まっていきます。
そして、「ボーナス運用に自動追加」を選んでおくと、入金されたPayPayボーナスは自動的に運用に追加されます。
なお、ボーナス運用はこの自動追加のほか、自分のタイミングで手動追加する方法もあります。
PayPayボーナス運用とは
PayPayボーナス運用は、保有するPayPayボーナスを1円から運用できます。
運用して増えたボーナスは、PayPayボーナス残高にチャージでき、支払いに利用できます。
現在、500万ユーザーがこのサービスを利用して運用中といわれています。
ボーナス運用には次のようなメリットがあります。
1.すぐに始められる
ボーナス運用を開始する際は、ID登録や口座開設などの手続きは不要です。
運用コースも自分の希望に合わせて簡単に選べます。
2.1円から投資ができる
貯まっているPayPayボーナスを1円から運用することができます。
3.いつでも出し入れ自由
ボーナス運用で出た利益は、簡単にPayPayボーナス残高にチャージして支払いに利用できます。
PayPayボーナス運用2つのコース
PayPayボーナス運用には選べる2つのコースがあります。
短期運用で稼ぐか、長期運用でじっくり増やすか、自分の希望に合わせて選べば、自動的に運用してくれます。
チャレンジコース
運用銘柄:DIREXION S&P 500 3X(SPXL)
SPXLはアメリカを代表する米国ETFの一種で、複数企業の株価に連動して3倍の値動きをするコースです。
たとえば株価が10%上がれば自分のボーナスは30%プラスになります。
下がる時も大きく下がってしまいますので、短期運用に向いています。
自分の資産で運用するとなるとハイリスクハイリターンの投資になりますが、ボーナス運用の場合はキャンペーンなどで貯めたボーナスが原資になります。
大きくチャレンジして投資の醍醐味を味わってみたいという方におすすめのコースです。
スタンダードコース
運用銘柄:SPDR S&P500 ETF
S&P500は米国の代表的な株価指数で、ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場する代表的な企業500銘柄を選定して時価総額を加重平均して算出しています。
アップルやマイクロソフトなども含まれており、安定していて大きく変動することはなく、長期運用に向いています。
じっくり地道に増やしていきたいという方向けのコースです。
運用の手順と注意点
ボーナス運用の手順を紹介します。
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Step1
アプリを起動し、【ボーナス運用】を選択します。
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Step2
利用規約を確認して【上記に同意して続ける】を選択します。
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Step3
【ボーナス運用をはじめる】を選択します。
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Step4
運用するコースを選び、【ボーナスを追加する】を選択します。
※このとき、運用コース診断を受けると、おすすめコースを教えてくれます。 -
Step5
貯まっているボーナス残高からボーナス運用する額を入力します。
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Step6
コースと運用額を確認して間違いなければ【追加する】を選択して手続きは完了します。
次回から、ボーナス運用をタップすると、運用状況の確認や運用ボーナスの追加などができるようになります。
また、PayPayボーナス残高表示の下にある利用設定から、「ボーナス運用に自動追加」を選ぶと、ポイントが入る度に自動的に運用に追加されるようになります。
なお、2022年3月24日からボーナス運用の一部有料化が始まります。
これまではPayPayボーナスをボーナス運用に追加する手数料が無料でした。
しかし、追加するPayPayボーナスが100円以上の場合、1.0%のスプレッド(手数料)が引かれることになりました。
つまり、100円の投資をする場合、1%のスプレッド(手数料)=1円がかかるようになり、実際に運用に追加されるのは99円となります。
なお、100円未満の追加については、これまで通り手数料は引かれません。
また、今のところ、1日あるいは1ヵ月の追加回数に制限が設けられることはないようです。
このことから、手数料を払いたくない場合は自動追加はやめて、100円未満の額をこまめに手動で追加してくといいでしょう。
※運用したボーナスをボーナス運用からPayPay残高に戻す(チャージする)際の手数料はこれまで通り無料です。
運用益の現金化はできる?
PayPayボーナス運用で得た利益は、現金化できるのでしょうか。
残念ながら、PayPay残高が銀行口座へ出金できるのに対して、PayPayボーナスの残高は銀行口座へ出金できません。
そのため、運用して増えた運用益をPayPayボーナス残高に戻しても、それをすぐに現金化することは不可能です。
PayPayボーナス運用で増やしたボーナス残高を現金化したい場合は、換金率の高い商品をPayPayボーナス残高で購入して、金券ショップやリサイクルショップ、ネットオークションやフリマアプリなどで売却するしかありません。
最近は郵便局での支払いにスマホ決済が使えるようになっていますので、換金率の高い切手シートなどを購入して金券ショップで換金する方法がおすすめです。
関連ページ:切手でクレジットカード現金化できる?切手を使ったクレジットカード現金化の方法と注意点
PayPay(ペイペイ)は怪しくない?危険性は?
PayPayの残高にチャージするには、銀行口座やクレジットカードの情報を登録する必要があります。
その際に個人情報が流出したり、クレジットカードが不正利用されるといったリスクがあるのではないかと、心配になるのではないでしょうか?
PayPayはリリースされたばかりで、まだ十分な実績と信頼を得られていないため、不安に感じている人は少なくないでしょう。
実際に、2018年にはPayPayでクレジットカードの不正利用があったことがニュースで報道されました。
ですがそれは、すでにどこかで情報が盗まれていたクレジットカードが、PayPayで不正利用されていたというだけで、PayPay自体に問題があったわけではありません。
PayPayを運営しているのは、大手IT企業のヤフーとソフトバンクが合併した会社なので、高い水準のセキュリティを誇っています。
2019年1月には、クレジットカードを登録する際の本人認証サービス(3Dセキュア)を導入したので、今後は不正利用の被害は大幅に防げるでしょう。
万が一、PayPayで不正な取引が認められた場合は、被害者に対し不正利用額の全額返金を保証しています。
このように、PayPayの安全性やサービスの質はますます向上しているので、安心して利用することができます。
PayPay(ペイペイ)の残高は銀行に出金できる?
銀行からの入金でPayPayにチャージできるのなら、その逆にPayPayから銀行への出金もできるのでは、と考えるのではないでしょうか?
残念ながら、現時点ではPayPay残高の銀行への出金はできない仕様になっています。
PayPayのアカウントを削除しても、Suicaなどの電子マネーのように払い戻しを受けることはできません。
しかし、PayPayのアプリをよく見ると「銀行口座に出金」ボタンが用意されていることに気がつきます。
このボタンをタップすると、「今後、出金できる新しい電子マネーを提供予定です。」と表示されるだけで、まだ出金機能は実装されていません。
近い将来、PayPay残高を自由に出金できるようにする機能が搭載される見込みは非常に高いですが、2019年5月時点では詳細は不明です。
また、「新しい電子マネー」を新規に提供するということは、現行のPayPay残高についてはどう対応するのか不明瞭な点もあります。
詳細が確定するまでは、以下に紹介する方法で現金化を行いましょう。
PayPay(ペイペイ)のメリット・使い方は?
これからPayPayを使い始めたい人や、まだ使い慣れていない人もいると思いますので、まずはPayPayのメリットと基本的な使い方を説明します。
PayPayのメリット
PayPayの人気が急上昇したのは、その話題性に加えて、以下のようなメリットがあるからです。
新規登録で500円相当のPayPay残高がもらえる
PayPayに新規登録するだけで、500円分のPayPay残高がもらえるキャンペーンが常時開催されています。
他にも、サービスリリース時には、「100億円あげちゃうキャンペーン」が大好評となり、わずか10日間で当初予定の100億円を突破したため終了しました。
このように、PayPayは話題性の高いキャンペーンによって、利用者が一気に広がっています。
PayPay決済で最大3%のキャッシュバック
PayPay加盟店でPayPay決済を行うと、支払い方法に応じて、最大3%分のPayPay残高がキャッシュバックされます。
支払い方法 | キャッシュバック率 |
---|---|
銀行口座からチャージしたPayPayの残高 | 3% |
ヤフーマネー | |
Yahoo!JAPANカード | |
その他のクレジットカード | 0.5% |
例えば、支払い方法を「PayPay残高」にすると3%のキャッシュバック率になるので、PayPay加盟店で10,000円の買い物をすると、300円相当のPayPay残高が付与されます。
全国50万店以上の加盟店で使える
PayPay加盟店は、2019年5月時点で50万店を突破しています。
加盟店は実店舗・ネット通販を問わず拡大し続けており、2019年6月にはYahoo!ショッピングで、2019年7月にはセブンイレブンでの利用開始が決まりました。
PayPay加盟店の増加に伴い、PayPayユーザー数もますます増えていくと予想されます。
PayPay決済、チャージ、送金の手数料は完全無料
PayPay決済やチャージの際、手数料が一切かからないのも嬉しいポイントです。
また、PayPayは支払いに使えるだけでなく、利用者間で送金することもできます。
送金手数料は完全無料なので、利用者同士の割り勘やお金の貸し借りも気軽に行えます。