クレジットカードを持つ男性

債務整理を行うと5年~10年間は借入れが制限されるので、クレジットカードの発行を諦めている人が多いのではないでしょうか。
クレジットカードが使えないと、固定料金やショッピングの支払いで何かと不便に感じてしまいますよね。

実は、一部のクレジットカードは債務整理後でも発行できる可能性があることをご存知でしょうか?

審査の基準はカード会社によって異なるので、比較的審査のやさしいクレジットカードを狙って申込めば、債務整理から間もない時期でも審査に通る場合があります。

ここでは、「債務整理後でも簡単に作れた」と口コミで評判のクレジットカードを、3つ紹介します。

審査がやさしく簡単に発行できる「楽天カード」

楽天カード

発行元 楽天カード株式会社
年会費 永年無料
利用限度額 5万円~100万円
ポイント還元率 1%~15%
発行スピード 約1週間
対応ブランド VISA、JCB、MasterCard

楽天カードは、発行手続きが容易な流通系クレジットカード(小売店や通販サイトが発行するクレジットカード)のなかでもとりわけ審査がやさしいので、学生や主婦、フリーター、年金受給者など幅広い層に人気があります。

過去に金融事故情報があっても画一的に「申込み不可」と判断するのではなく、現在の収入・職業を加味して柔軟に審査を行っているので、債務整理を行った人からの評判は上々です。

口コミでは、債務整理中や債務整理から半年~1年でも審査に通ったという体験談が存在します。
すぐにでもクレジットカードが必要な状況なら、まずは楽天カードに申込んでみましょう。

楽天カードの利用限度額は最大100万円ですが、過去に債務整理を行って信用力が低い人の場合、5万~10万円が限度になることがよくあります。
とはいえ、限度額が少ないほうがカードを使いすぎる心配がないので、安心できる人もいるのではないでしょうか。

楽天カードの審査に通る条件

楽天カードに申込めるのは、以下の条件に該当している人です。

満18歳以上の人(高校生を除く学生や主婦、アルバイト・パートも可)

年収や職業などの条件は公開されていませんが、学生や主婦でも申込めるのですから、収入が低くても問題ないと考えられます。
無収入の場合は配偶者や扶養者に対して審査が行われるので、学生や専業主婦でも楽天カードを申込むことは可能です。

アルバイト・パートや自由業の場合、目安として年収30万円以上なら審査に通る可能性があります。
一定以上の収入があればどんな職業でも申込めるので、一般的に審査に通りにくいといわれる職業(自営業やフリーターなど)の人も、諦めず楽天カードに申込んでみましょう。

ここがポイント

なお、口コミによれば以下の条件に該当すると審査に通りやすくなるとの噂もあります。
 

  • 持ち家があり、固定電話が使える
  • 楽天プラチナ会員の資格がある
  • 楽天銀行の口座とデビットカードを持っている

楽天カードの申込み方法

楽天カードは「楽天ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」など約10種類のカードから選べますが、ここではスタンダードな「楽天カード(年会費永年無料)」の申込み方法について説明します。

申込みに必要なもの

身分証明書(カードの受取り時に提示)

楽天カードを申込む際は本人確認書類の郵送・アップロードが必要ないので、スムーズに手続きが完了します。

その代わり、送付されたカードを受取る際に、マイナンバーカードや運転免許証、パスポートなどの身分証明書を提示する必要があります。

申込みの流れ
  1. 楽天カード公式サイトにアクセスし、作成したいカードの種類を選んで、申込みページに進みます。
  2. 申込みフォームに必要事項(氏名、住所、連絡先、家族・職業の情報など)を入力し、申込みボタンをクリックします。
  3. 楽天カードの申込み完了メールが届きます。
    受付状況の照会に必要なIDが記載されているので、紛失しないように注意しましょう。
  4. 申込みから最短当日で「カード発行手続き完了のお知らせ」メールが届き、その後約1週間で楽天カードが自宅に届きます。

低収入でも通りやすい「イオンカード」

イオンカード

発行元 株式会社イオン銀行
年会費 永年無料
利用限度額 10万円~100万円
ポイント還元率 0.5%
発行スピード 約1~2週間
対応ブランド VISA、JCB、MasterCard

イオンカードは、イオングループの店舗でのお買い物がお得になるクレジットカードで、特に女性の間で人気があります。

ポイント還元率は他のクレジットカードと比べてやや低いですが、イオングループで使える嬉しい特典(「お客様感謝デーにイオングループでの買い物が5%オフ」など)がついてきます。

また、イオン銀行のキャッシュカードや電子マネーの「WAONカード」としても使えるので、一枚持っておくと便利なカードです。

イオンカードを含め、流通系のクレジットカードは自社の買い物客を増やすために、審査を甘くしていると考えられます。

口コミでは「専業主婦でも審査に通った」という声が目立っているので、債務整理を行った人でも返済能力に問題がなければ十分チャンスはあるでしょう。

楽天カードと同様に、イオンカードも属性情報や信用情報に応じて利用限度額を決めているので、債務整理を行った人は限度額が低め(5万円~10万円)に設定されます。
ですが、イオングループのお店でよくお買い物をしている人なら、カードの特典だけでも十分メリットが感じられるのではないでしょうか。

イオンカードの審査に通る条件

イオンカードに申込めるのは、以下の条件に該当している人です。

18歳以上の人(高校生を除く)

電話で日中に連絡が取れる人

申込み資格に「年収○○円以上」「継続的で安定した収入」といった条件は入っていないので、パート・アルバイトなど低収入の人や、派遣業・自由業など不安定な職業の人でも申込むことができます。

特に女性・高齢者・学生は、イオングループの大事な利用者層として審査で優遇される傾向があるようです。

ここがポイント

もしもイオンカードの審査に落ちてしまった場合は、代わりに「イオンデビットカード」が自動的に発行されます。

イオンデビットカードは、クレジットカードのように買い物などの決済に使うことができるカードですが、ショッピング枠・キャッシング枠はついていません。

決済できる金額は銀行の預金残高の範囲内になりますが、現金を持ち歩かなくてもいいというだけでも支払いがぐっと便利になるでしょう。

イオンカードの申込み方法

イオンカードは50種類以上のカードから選べますが、ここでは最も人気がある「イオンカードセレクト」の申込み方法を説明します。

申込みに必要なもの

本人確認書類
(マイナンバーカード、パスポート、運転免許証、健康保険証、各種年金手帳などのうちいずれか1点)

本人確認書類はコピー・郵送の必要がなく、「オンラインで画像をアップロードする」または「カードを受取る際に配達員に提示する」のいずれかを選べます。

イオンカードセレクトの場合、佐川急便の「受取り人確認サポート(カードの受取り時に身分証を提示して本人確認を行うサービス)」のみで本人確認が行われます。

申込みの流れ
  1. イオンカードの公式ページにアクセスして、「カード一覧」ページから「イオンカードセレクト」を選択し、「このカードをお申込み」をクリックします。
  2. 申込みフォームに必要事項(氏名、住所、連絡先、家族・職業の情報など)を入力して送信します。
  3. 入力内容に基づき、入会審査が行われます。
    ※審査期間は最短1日~数日が目安です。申込み内容確認のため、勤務先に電話がかかってくる場合があります。
  4. 審査を通過すると、「ご本人さま確認手続き」の案内メールが届きます。
    ※イオンカードセレクトの場合は佐川急便の「受取り人確認サポート」で身分証明書を提示することになるので、本人確認書類のアップロードは必要ありません。
  5. 案内メールの受信後、約1~2週間でイオンカードが自宅に届きます。

ハイステータスで特典が豪華な「アメックスカード」

アメックスカード

発行元 アメリカン・エキスプレス・ジャパン株式会社
年会費 12,000円
利用限度額 年収の約5%~
ポイント還元率 0.5%~1%
発行スピード 約2~3週間
対応ブランド American Express、JCB

債務整理後でもハイステータスなクレジットカードを使いたい人におすすめなのが、アメックスカードです。
アメックスカードは年会費が高い代わりに特典が豪華なことで人気があり、特にトラベル関連のサービスが充実しているので、旅行や出張が多い人に最適です。

かつては「アメックスカードは国内で使える店舗が少ない」というイメージがありましたが、現在はJCBとの提携によって加盟店が増えており、国内でも大活躍するカードになっています。

アメックスカードは海外発のクレジットカードなので、日本の信用情報があまり影響しないというメリットもあります。

実際に、「債務整理後でもアメックスカードを申込んだら審査に通った」という体験談をよく見かけます。

ハイステータスなアメックスカードを積極的に使うとクレヒスが良好になり、他の貸金業者からの評価が上がって、借入れのハードルが下がることも期待できるでしょう。

アメックスの利用開始時点の利用限度額は、年収の約5%に設定されています
例えば年収300万円の人の場合、利用限度額は15万円からのスタートになります。
ステータスの高いカードとはいえ誰でも高額な枠を持てるとは限りませんが、カードの利用実績を積んでいけば少しずつ増枠することができます。

アメックスカードの審査に通る条件

アメックスカードを申込めるのは、以下の条件に該当する人です。

20歳以上で一定の収入がある人

アメックスカードは外資系の会社が発行しているクレジットカードなので、国内カード会社とは審査基準がやや異なっています。

国内カード会社は「過去の信用情報や職業、勤続年数、継続的な収入」などを重視しますが、アメックスの場合は「現在の年収がどのくらいあるか」を重視しています。

勤続年数が短い人や不定期な職業(派遣業や自由業)に就いている人でも、年収ベースで300万円以上の収入があれば審査に通る可能性があります。

アメックスでは、年収が高い人ほど「クレジットカードで高額決済を行う見込みが大きい」と判断し、優良顧客とみなしているからです。

ここに注意

反対に、収入が十分ではなく家計が苦しい状況にある人が、アメックスカードに申込んでも審査に落ちる可能性は高いでしょう。

もし審査に通ったとしても、利用限度額が低い上にせっかくの豪華特典も自分には必要なかったとしたら、高額な年会費が負担になるばかりです。

現在の支払い余力に不安がある人は、低収入でも審査に通りやすくカードの維持費が不要な流通系クレジットカード(楽天カードやイオンカード)に申込むのがおすすめです。

アメックスカードの申込み方法

アメックスカードは、グリーンカード(一般カード)ゴールドカード(上位カード)の2種類から選ぶことができます。

ここでは、比較的審査に通りやすいグリーンカードの申込み方法について説明します。

申込みに必要なもの

本人確認書類
(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証、パスポートなどのいずれか1点)

本人確認書類はオンラインで画像をアップロードできるので、コピー・郵送の必要はありません。

申込みの流れ
  1. アメックスの公式サイトにアクセスし、グリーンカードの申込みページに進みます。
  2. 申込みフォームに必要事項(氏名、住所、連絡先、家族・職業の情報)を入力して送信します。
  3. 申込みから1週間~10日後、審査結果を知らせるメールが届きます。
    ※審査期間中は、勤務先に在籍確認の電話がかかってくる場合があります。
  4. 審査通過後、自宅にアメックスカードが届きます。

債務整理後にクレジットカードを申込むときの注意点

クレジットカードとノートパソコン、スマホを見比べる女性

一度に複数のクレジットカードを申込まない

クレジットカードを一枚ずつ申込んで審査に落ちてしまったら時間がもったいないので、一度に複数の申込みをする人もいるでしょう。

しかし、クレジットカードの多重申込みをするとカード会社から警戒されて、審査に落ちやすくなってしまいます。

なぜなら、クレジットカードを複数枚持つと多重債務に陥りやすく貸し倒れリスクが上昇したり、カード一枚あたりの利用額が少なくなったりするので、カード会社にとってはハイリスク・ローリターンになるからです。

クレジットカードを申込んだ事実は、信用情報機関のデータに6ヶ月間保存されます。
短期間で3枚以上のクレジットカードを申込んだ記録があると、審査に落ちやすくなる傾向があります。

よって、一度に申込むクレジットカードは最大でも2枚までにして、新しいカードを申込むときは6ヶ月以上の期間を空けるようにしましょう。

キャッシング枠は申込まない

債務整理後しばらくの間は借入れが制限されますが、クレジットカードのキャッシング枠も同様に使えなくなります。
したがって、クレジットカードを「キャッシング枠あり」で申込むと、クレジットカード自体の発行が認められず審査に落ちる可能性が高くなります。

キャッシング枠は信用情報が回復した後でもつけられるので、最初は「キャッシング枠なし」で申込みましょう。

債務整理を行ったカード会社では申込まない

どんなに審査が甘いカード会社でも、過去に自社で債務整理を行った人に対しては厳しい対応を取っています。
債務整理を行ったカード会社では、喪明け(信用情報機関の金融事故情報が消滅したタイミング)にクレジットカードを申込んだとしても、ほとんどの場合審査に落ちてしまうでしょう。

審査に落ちるとその情報が信用情報機関に残り、さらにクレヒスが悪化してしまうので、債務整理を行ったカード会社への申込みは避けましょう。

支払い方法を自動リボ払いに設定する

クレジットカードを申込む際は、「自動リボ払い」の有無を選択することができます。
自動リボ払いとは、例えば「月5,000円」といったように毎月の返済額を決めて支払う方法で、お金に余裕のない月でも無理のない返済ができます。
自動リボ払いを選ぶと、カード会社にはリボ払い手数料が入ってくるというメリットがあるので、審査で優遇される傾向があります。

ここに注意

ただし、リボ払いは返済が長期化しやすく、手数料がかさむというデメリットを抱えています。
手数料の負担が心配であれば、後からでも一括払いまたは分割払いに変更できます。

申込み内容に虚偽を記載しない

「申込み時に虚偽を記載しない」というのは当たり前のようでいて、債務整理後で審査に不利な状況だと、つい申込みに有利な嘘を記載してしまう人もいるでしょう。

例えば実際より年収を高く記載しても、「収入証明書(源泉徴収票など)を提出するわけではないからバレない」と油断してしいないでしょうか。

それは大きな間違いです。
カード会社は自社や信用情報機関のデータベースを駆使して個人情報を精査するため、虚偽を記載してもすぐにバレてしまいます。

悪質な虚偽とみられれば「社内ブラック」に登録され、そのカード会社では半永久的にクレジットカードの申込みができなくなります。

申込み内容に虚偽を記載しないのはもちろんですが、記入ミス・記入漏れがないかどうかも念入りにチェックしてから申込みましょう。

まとめ

クレジットカードで支払う様子

債務整理後にクレジットカードを申込むなら以下の3つのカードがおすすめ、と述べてきました。

  • 楽天カード
  • イオンカード
  • アメックスカード

まずはこれらのクレジットカードから申込み、返済実績を作ることで信用力を上げていきましょう。
ただし、審査の甘いクレジットカードでも債務整理後の申込みが不利なのは間違いないので、慎重さと工夫が必要です。
上記で述べてきた申込みの注意点を守り、貴重なチャンスを失わないように気をつけましょう。