現金化を使っていて「商品を買うなんて面倒な手続きを取るのは何故?」「どうして使ったら利用停止になるのだろう?」などの疑問が浮かぶ方は多いはず。そのような方は、「そもそもクレジットカードとは?」ということを考えてみましょう。

信用によって成り立っているクレジットカード

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商品を買う時にクレジットカードを提示すると、現金を支払わずに買い物ができます。これはクレジット会社が代金を立て替えてくれており、利用者は後で支払いをすれば良いためです。

この時の支払先は、商品を買った店舗ではなく、立て替えているクレジット会社になります。このような取引が成り立っている理由は、「後でもしっかり代金を払ってくれる」と利用者を信用しているためです。

カード発行時に審査があるのはそのためです。過去の経歴などから支払い能力を分析し、「この値段までならしっかり払ってくれそうだ」と限度額を定めてから利用者に発行します。

そのため、万が一支払いが遅れるようなことがあると、信用に傷が付いてしまいます。このような経歴は「指定信用情報機関」に登録されており、各クレジット会社に「この人の信用度はこれぐらいです」と情報提供しています。

そのため、「ある会社で滞納してしまったから他のカードを発行してもらおう」ということはほとんどできません。「信用できない」という事故情報として記録されることを、俗に「ブラックリスト」と呼びます。

他にも、債務整理や多重申込、現金化などすることでブラックリストに載ることがあります。

支払い方法

商品をクレジットカードで購入した時は、後日クレジット会社に代金を支払います。この時の方法は、期間や額によって以下のように分けられます。

一括払い

購入翌月に代金を全て支払うものです。口座に余裕がある時や、少額の買い物でよく使われます。通常、決算手数料は掛かりません。

分割払い

3ヶ月や6ヶ月など、いくつかの決められた回数に分けて払う方法です。特に価格が高いものでよく使います。この方法では決算手数料が掛かるため、商品の代金よりも少し高い額を支払う必要があります。

ボーナス一括払い

夏や冬のボーナスで全て支払います。一気にお金が入る時期ですから、比較的高額の買い物もできます。通常の一括払いのように、手数料が掛からないことが一般的です。

リボルビング

分割払いでは商品の代金を月数で割って支払い額を決めます。リボルビングは反対に、月々の支払額を最初に決めてしまう方法です。そのため、回数のほうが一定ではなくなります。

支払額の決め方も、「月々1万円」と固定させる方法と「口座残高の10%」と割合で決める方法の2つがあります。

ショッピング枠とキャッシング枠について

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クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠があります。上記のように「買い物の代金を立て替えてもらって、後で支払う」というものは前者の話です。

キャッシング枠はクレジット会社から直接お金を借りるものです。消費者金融からお金を借りる時と同じく、一定の金利が掛かります。

「枠」と呼ぶからには、それぞれ決められた制限が存在します。それが「使える上限額」です。たとえば、「月々のショッピング枠が30万円、キャッシング枠が30万円」というクレジットカードを考えます。

この場合、「商品の立て替えが30万円まで、お金の融資が30万円までできる」ということになります。「お金は借りないから、買い物を60万円分させて」ということはできません。その逆も同様です。

カード会社によっては総利用枠というものが定められていることがあります。たとえば、上記の条件に「総利用枠が50万円」を付け加えます。すると、「買い物も融資も30万円までできるが、合計で50万円まで」ということになります。

現金化はショッピング枠を使った融資を受けるようなもの

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クレジットカードにはショッピングとキャッシングそれぞれの利用限度額が定められています。しかし、これは利用者側にとって不便に感じることも。「買い物をしないから、その分借りられる額を増やしてよ」という方も少なくありません。

そのような方にたいして行なわれている商売が現金化。ショッピング枠を使ってお金を得るという方法です。

しかし、買い物のために使うものですから、本来はお金を借りたりなどはできないはずです。そこで、「商品を高額で買ってもらって、キャッシュバックや買取という名目で現金を振り込む」という回りくどい手順を取っています。

見た目はあくまでも買い物、その実態はお金の貸し借りです。クレジット会社からすれば「決められた限度額を破って使っている」と映ります。正しい使い方をしてくれないのですから、当然信用はガタ落ちです。

そのため、クレジットカード現金化がバレると即利用停止となります。

「クレジットカード現金化で商品を買うのは何故か」「どうして使ったら利用停止になるのか」という答えは、端的に言えばそれぞれ「クレジット会社を騙すため」「利用者に騙されたため」ということになります。

1度得た信用を傷付ける行為だと十分に理解した上で使うようにしましょう。