クレジットカード現金化は電話による在籍確認なしでできる

クレジットカード現金化を申込む際に、業者から自宅や職場に在籍確認の電話がかかってくると困る人は多いのではないでしょうか?

「クレジットカード現金化を利用したことを家族や職場には秘密にしたい」というケースが多いのはもちろんのこと、「土日や夜間は職場が休み」「外回りの仕事で普段は職場にいない」といった事情で電話に出られない場合もあるでしょう。

「個人情報の流出が心配で、自宅や勤務先の電話番号をむやみに教えたくない」という不安もあると思います。

ここでは、クレジットカード現金化に在籍確認の電話は必要なのか、電話番号などの個人情報を悪用される心配はないのか、といった点を解説していきます。

クレジットカード現金化に在籍確認の電話はなし

クレジットカード現金化に在籍確認の電話はなし

クレジットカード現金化は、金融業者からの借入れとは異なり、審査なしで在籍確認の電話がかかってくることはありません。

そもそも、クレジットカード現金化とは、カードのショッピング枠を現金化業者に買取ってもらう売買取引であり、借入れとは全く異なるものです。
つまり、ブランド品や貴金属、家電などの中古品をリサイクルショップに売って現金化する行為と、クレジットカード現金化は同じものということです。

したがって、現金化の利用者の身元や返済能力が厳しく問われることはなく、身分証の提示による簡単な本人確認だけで契約は完了します。

在籍確認の電話がないということは、自宅や勤務先の電話番号を教える必要がないので、プライバシーが気になる人も安心して現金化を利用できます。
もちろん、源泉徴収票や課税証明書などの収入に関する書類を提出する必要もありません。

ただし、申込み内容について電話での確認が必要になることがあるため、連絡用の電話番号を教えておかなければならない場合があります。
 

現金化の使いすぎは禁物

クレジットカード現金化は、審査・在籍確認が不要で借入れより気軽に利用できますが、使い過ぎは禁物です。

現金化の利用金額分は、後で必ずカード会社に返済しなければならないので、自身の返済能力や経済状況を考慮し、計画的な利用を心がけましょう。
収入が少ない人や多額の借金を抱えている人は特に、クレジットカード現金化に頼りすぎて返済不能に陥ることが多いので注意が必要です。

クレジットカード現金化で最低限必要な個人情報

クレジットカード現金化で最低限必要な個人情報

クレジットカード現金化は在籍確認が不要ですが、最低限の本人確認手続きは必要です。
なぜなら、現金化の申込み者がクレジットカードの名義人本人であることを確認しなければ、他人のカードを使って現金化を行う人が出てきてしまうからです。

親や兄弟、配偶者といった家族名義のクレジットカードであっても、現金化に利用することはできません。使えるのは名義人本人のカードだけです。

また、買取り型(クレジットカードで購入した商品を買取って現金化する方式)の現金化業者に関しては、「古物営業法」という法律に基づき、電話や対面による本人確認が義務付けられています。

申込みに必要な個人情報

クレジットカード現金化の申込みにあたって最低限必要な個人情報は、以下の通りです。

  • 氏名
  • 連絡用の電話番号(携帯電話番号も可)とメールアドレス
  • 現金化の希望金額
  • クレジットカードのショッピング枠残高
  • 入金先の銀行口座情報(通帳は必要ありません)

本人確認手続きに必要なもの

本人確認手続きの際は、原則として以下のものを提示する必要があります。

  • 顔写真付きの身分証明書
    (運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)
  • 身分証を持った状態で映っている本人の画像
    (オンライン申込みの場合に必要)

現金化業者によっては電話で本人確認を行う場合があるので、現金化業者に知られても問題のない電話番号と連絡可能な時間帯を伝えておきましょう。

電話番号などの個人情報の流出・悪用に注意

電話番号などの個人情報の流出・悪用に注意

クレジットカード現金化業者のサイトで申込みフォームに必要事項を入力したり、身分証の画像を送信したりするときに、個人情報を悪用されないか心配になる人は多いでしょう。

第三者によるなりすまし被害を防ぐために、最低限の本人確認手続きは必要ですが、その際に提供した個人情報が悪徳業者の手に渡ってしまう危険性にも注意しなければなりません。

個人情報が悪用されてしまうと、ヤミ金から勧誘の電話がかかってくるとか、身に覚えがないクレジットカードの請求がくるなどといった被害を受ける可能性があります。

現金化業者のセキュリティ対策をチェック

現金化業者を選ぶ際は、換金率だけでなく個人情報の管理やセキュリティ対策が万全かどうかを必ずチェックしましょう。

現金化業者のサイトがSSL化(サイトにおける送受信内容の暗号化)されており、プライバシーポリシーもきちんと記載されていれば、安全性が高いと判断できます。
 

サイトのSSL化を確かめる方法

現金化業者のサイトにアクセスしたとき、ブラウザのアドレスバーに表示されるURLの先頭が「https」になっていればSSL化されている証拠になりますので、個人情報を送受信しても大丈夫です。

必要のない情報は教えない

自宅・勤務先の固定電話番号や、年収、資産の状況、家族構成など、クレジットカード現金化に必要のない情報まで聞き出そうとする現金化業者には注意してください。

クレジットカード現金化には在籍確認の電話が必要ないことを知っていれば、少なくとも職場の電話番号などを詳しく聞かれた時点で、怪しいと気づくことができるでしょう。

暗証番号とセキュリティコードは特に注意を

現金化業者に教えると特に危険な個人情報は、クレジットカードの決済時に用いられる暗証番号とセキュリティコードです。

暗証番号とは、クレジットカードの申込み時に申込み者自身が設定する4桁の番号で、店頭でのカード決済時に用いられます。
セキュリティコードとは、クレジットカードの裏面に記載されている3桁の番号で、オンラインでのカード決済時に用いられます。

いずれの番号も、クレジットカードの不正利用を防ぐために必ず秘密にしなければならない情報なので、第三者に知られてしまうと大変危険です。
 

「カードのコピーを提出」は怪しい!

「本人確認に必要」という理由でクレジットカードの表面・裏面のコピーの提出を求める現金化業者は、間違いなく悪徳業者です。
現金化に不慣れな人だとその危険性に気が付かず、業者に言われるがままにコピーを送ってしまうかもしれません。
しかも、表面だけのコピーならまだしも、裏面にはカード決済に用いるセキュリティコードが記載されているので、悪徳業者に見せるとカードを不正利用される危険があります。

クレジットカード情報が悪徳業者の手にわたってしまった場合の対処法

万が一、クレジットカード情報が悪徳業者の手に渡ってしまったら、早めにカード会社に連絡してカードの利用停止措置を取ってもらいましょう。

不正利用による請求が来てしまった後でも、カードの盗難補償を利用すれば、支払いをしなくても済む可能性があります。

ただし、不正利用の原因がクレジットカード現金化を利用したことだと発覚すると、カード会社から厳重な注意を受けて、カードの利用を制限または停止される恐れがあるので注意してください。

投稿者プロフィール

橋本隆志
橋本隆志
借金総額300万円
消費者金融からお金を借り、借金返済をする為にクレジットカードで現金化をした経験などを元に執筆をしています。