クレジットカード現金化は急にお金が必要になった時に便利な工面法です。しかし、使い過ぎて大きな借金を抱えてしまうと悲惨なことになります。一般的には自己破産という方法がありますが、それすらも使えなくなってしまいます。

自己破産は借金が返せない方の最終手段

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自己破産とは債務整理の1つ、裁判所に申立書を提出することで、全ての債務を免責してもらう手続きのことを指します。「本当に借金が返せない!」という時の最終手段になります。

下記のようにメリットがある反面、大きなデメリットがあることも見逃せません。よほどのことでないかぎりは、司法書士が債権者と交渉して利息や月額の支払いをカットする「任意整理」を取ることが勧められています。

メリットは全ての債務がなくなること

今まで抱えていた借金の支払い義務がなくなることが何より大きなメリットです。また、債権者が差し押さえなどの強制執行を行えなくなります。保証人になっていなければ家族に迷惑が出ず、ローンを組む時などに影響が出ることもありません。

以降の人生に大きな影響を与えるデメリット

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何のペナルティーもなく免責にはなれません。自己破産をすると、その後5~10年ほど借り入れが一切できなくなります。これは俗に言う「ブラックリスト」というものです。

また、一定以上の財産を手放すことになります。失ったものお金に換えて、債権者に配当されます。本人の手元に残るのは生活するのに最低限必要な財産だけです。

他にも、免責決定を受けるまで一部の職業に就けなくなります。信用性を重視する保険や金融、警備会社などが当てはまります。

意外と大きなデメリットが、住所や氏名が「官報」に掲載されることです。これは国が発行している機関紙のことで、インターネットでも数週間分が無料で見られるもの。一般の方はほとんど見ないでしょう。

問題は闇金業者です。官報に情報が載ってしまうと、「この人はカモだ」と狙いを定めて勧誘の電話や広告を送り付けてくるようになります。「低金利!」などの表記に騙されて、ふたたび借金地獄に陥ってしまう方は意外と少なくありません。

リボルビング払いによっていつの間にか大きな借金が

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クレジットカードを使う上で注意したいものがリボルビング払いです。これは「毎月いくら払います」と支払額を決めておき、返済が終わるまで毎月払うというものです。高額な商品でも「毎月1万円で良い」と気軽に買えることから利用者がたくさんいます。

このリボルビング払いで自己破産に陥ってしまう方が少なくありません。その理由が「支払い完了までとても長い期間が掛かる」という点にあります。

たとえば、10万円の商品を毎月1万円ずつのリボルビング払いで買ったとします。銀行から引き落とされる額はもちろん1万円で、利用者の負担はそこまで大きくありません。

しかし、もし翌月に再度同じ価格の商品を買ってしまった場合、前回の返済が終わっていないのですから引き落とし額は2万円になります。さらに翌月買うと3万、4万と、どんどん増えていきます。

このように、返済が終わる前に何度も繰り返してリボルビング払いをすることで、いつの間にか返し切れないほどの借金を抱えてしまうことになります。

通常の分割払いと違って、高額な商品でも自分である程度自由に支払い金額を決められます。そのため、自己管理ができていない方が特に陥りやすいトラップです。

クレジットカード現金化がバレてしまうと自己破産もできない

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クレジットカード現金化では高額の商品を買います。何度も利用したり、上記のようにリボルビング払いを使っていたりすると、借金が返せなくなってしまうこともあるでしょう。その時に「自己破産手続きをすれば良いや」と思っている方は軽率です。

実は、クレジットカード現金化を利用したことがある方は自己破産できないことがあります。これは破産法に記されている免責不許可事由である「信用取引で商品を購入し、著しく不利益な条件で処分する」という廉価処分に該当するためです。

「万が一クレジットカード現金化で借金を返せなくなったらどうすれば良いか?」という答えはありません。元々グレーゾーンで行われている取引で、ケアしてくれるような法律など存在しないためです。

万が一借金を背負っても、裁判所や司法書士は助けてくれません。自己破産よりもずっと悲惨な未来が待っているはずです。

通常、借金が返せなくなったら債務整理を行います。その最終手段が自己破産です。大きなデメリットを背負うことにはなりますが、裁判所が確実に利用者を守ってくれます。

しかし、クレジットカード現金化を使った方にたいしてはそのかぎりではありません。軽率な利用はけっしておすすめできません。万が一のことが起こらないよう、しっかりと返済計画を立てて、「絶対大丈夫だ!」という時にだけ現金化を使うようにしましょう。